学習支援事業では、虐待で児童養護施設などに保護された子どもたちへの早期支援である「教室型プログラム」と、15歳以上の再チャレンジ支援である「無料学習拠点COSTA(コスタ)」を実施しました。
「教室型プログラム」ではクラウドファンディングで資金を募り、新しく2つの施設での支援を開始し、計4つの施設で支援を実施しました。はじめは学習習慣が全くなかった子どもたちでしたが、週3日~週7日学習できる子どもたちが大幅に増えてきています。新型コロナウイルスによって、サポートできる頻度は減ったものの、学習習慣が定着した施設では、学校が休みになった分、平時以上に学習が進み、コロナによる影響は大きくはありませんでした。
「COSTA」では、LINEでの問い合わせ窓口を追加したことで、子どもたちからの利用相談が増えましたが、立地面や、働きながら学習を続けることの困難さなどから、子どもたちが利用しやすい環境をどう整えるか課題となっています。交通費補助制度や、食事提供、様々な工夫を行っています。なお、新型コロナウィルスの影響によって、3月以降休止しています。新しい事業であるユースセンターに事業を移行していく方針で再構築しています。
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