Child Issue Seminar(CIS)第13回目は、「支援現場から見える子どもたちのSOS」というテーマで開催します。第1部に登壇されるのは、千葉県鑑別所長で法務技官、臨床心理士である小林万洋氏。法務省に入省し少年鑑別所や少年刑務所で、20年にわたり子どもたちの非行に向き合ってきた経験と、そこから見える子どもたちのSOSについて語っていただきます。そして第2部では、NPO法人3keysの代表理事である森山誉恵より、3keysの説明と活動報告、そして虐待や貧困などで社会資源から孤立しやすい子どもたちへの活動支援を通じて見えてきた子どもたちのSOSについて語ります。
窃盗や傷害など「非行」や「犯罪」に走る子どもたちも、引きこもりや家出など「孤立」しやすい子どもたちも、その背景には貧困や家庭環境、その他様々な問題を抱えていることがほとんどです。子どもたちの声にならないSOSに気づき、支える大人の存在があればきっとその子どもたちの未来は変わるはず。
今回は、基調講演として専門家のお話だけでなく、3keysの活動報告も聞くことができるCIS特別版です。「3keysって何?」「少年鑑別所って何をするところ?」そんな素朴な疑問をお持ちの方も、「子どもたちの支援をしてみたいけど、具体的に何をすれば良いかわからない」という方も、皆さまの疑問や想いにお答えします。子どもたちを取り巻く問題について、まずは知ることから始めてみませんか?
<開催概要>
第1部:基調講演「非行から見える子どもたちのSOS」
講師:小林 万洋氏(千葉県鑑別所 所長/法務技官・臨床心理士)
第2部:3keys活動報告「3keysから見える子どもたちのSOS」
森山 誉恵(NPO法人3keys 代表理事)
・3keys 活動説明/年間報告
・児童福祉施設での学習支援 実践報告
日時:2016年7月30日(土)14:00~17:00(開場13時30分)
会場:日本マイクロソフト株式会社
(JR品川駅・港南口よりスカイウェイにて徒歩3分、京浜急行品川駅より徒歩6分)
参加費:一般 2,000円/高校生・学生 500円/中学生以下 無料
グループ割引:一般の方2名以上で参加の場合、1人1,000円
(一般の方と高校生・学生で2名以上で参加の場合、一般の方のみ1人1,000円となります。)
定員:120名
申込方法:定員に達したため締め切らせていただきました。
※いただいた参加費の一部は、子どもたちへの支援を行う3keysの活動費として利用させていただいております。
※グループ割を利用される場合、申し込み時にグループで申し込んでください。後から申し込む場合には、必ず事前に申し込んだ方のお名前を添えてください。当日のグループ割りへの変更はお断りさせていただく場合がございます。
※高校生以上の学生の方は受付にて学生証の提示が必要となります。
<講演者>
小林 万洋(こばやし かずひろ)
千葉少年鑑別所長。京都大学教育学部教育心理学科卒業後、法務省入省。法務省矯正局、少年鑑別所(東京、大阪、八王子等)、川越少年刑務所、東京拘置所等で勤務。平成28年4月より現職。法務技官。臨床心理士。20年にわたり、少年少女の非行に向き合ってきた専門家。
森山 誉恵(もりやま たかえ)
大学時代のボランティアがきっかけで、児童養護施設で暮らす子ども達の問題に接したことをきっかけに、現在のNPO法人3keysを立ち上げる。生活困窮家庭や児童養護施設などで暮らす子どもたちのサポートを行う傍ら、現代ビジネス「いつか親になるために」の連載や、社会的養護がテーマの「タイガーラジオ」へのレギュラー出演を通じ、現場の視点を社会に発信する活動も行っている。NPO法人3keysの専従職員兼代表理事。
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