認定NPO法人3keys(スリーキーズ)

3keysが設立以来行ってきた事業の中で現在行っていないものや、新規受付を停止しているものになります。3keysは2009年に設立以降、親や大人に頼ることが難しい子どもたちの様々な声を聞きながら、行政が制度化・予算化していないけれど、子どもたちの権利や当たり前を保障するために必要としている支援を作ってきました。行政の制度化・予算化と共に、様々な営利・非営利の事業者が参入したり、より発展した事業に包括する等によって終了した事業を紹介します。


児童養護施設などへの学習支援①
「家庭教師型プログラム」

学習指導の様子

虐待や貧困などの家庭環境によって施設などに保護された子どもたちへの学習ボランティア(チューター)の派遣、派遣後のフォローを行いました。学習ボランティアへの研修や面接・面談、指導開始後のサポートも行い、家庭環境の中で大幅に学習が遅れたり、これまで十分な学習サポートを得られなかった子どもたちにマンツーマンで指導をし、子どもたちの学習習慣づくり、学習遅れの解消、目標達成などを応援しました。

※長年に渡って、児童福祉施設や私たちのような支援機関が学習支援の必要性について働きかけてきた結果、児童福祉施設の中高生に対して国から通塾費用が出るようになりました。更に通塾が不可能な生徒には家庭教師の利用が可能になるなど、行政制度による学習支援の充実が図られてきたため、当初の目的が大きく前進したと判断し、学習ボランティア派遣の形である本プログラムを終了する運びとなりました。今後は、10年間の学習支援の経験を、研修や、教材作成などに活かしていきます。

対象

児童養護施設・母子生活支援施設・自立援助ホームに入所中・退所後の子ども(主に中高生・在学有無問わず)

連携実績

東京都・神奈川県の23施設

事業実施期間

2009年~2019年

利用した子どもたちの声

約1年半、数学をわかりやすく丁寧に教えてくれてありがとうございます。テストでは前よりも良い点数をとれるようになり、3keysで勉強して本当に良かったと思います。

一番苦手だった数学が一番好きになったことは自分の自信にもなったし、3keysで勉強する楽しさを学べました。

私を否定することは一度もなく、とてもあたたかくいつでも私を受け入れ、真剣に意見を聞き入れてくれてありがとうございました。本当に力になっていました。今後も私の支えになる素敵な出会いでした。

施設職員の方の声

子どもの状況に合わせて、柔軟に対応して下さり、継続して指導して頂くことで、安心して勉強に取り組めている様子でした。指導開始当初は勉強の習慣がほぼない状態でしたが、おかげで大学進学を目指すまでになりました。

とても丁寧に、長期間指導して下さり、子どもも信頼を寄せている様子が良く分かりました。

丁寧に子どもとの関係を築き、話を聞くだけではなく社会人として様々な事を教えていただきました。前向きに頑張れない事が続いたこともあった児童でしたが、その中でも学習時間にはしっかり向き合えていたことが印象的でした。


児童養護施設等への学習支援②
「教室型プログラム」

学習指導の様子

虐待などの家庭環境で育った子どもたちの多くは、読み書き計算などの基本的な学習基盤が整っていないことが多く、小学校低学年から学習遅れが顕著になるケースが見受けられます。3keysでは、主に児童養護施設と連携し、小学生の補習教室の運営や運営支援・教材支援などを行い、早期から子どもたちの学習をサポートできる環境作りをしています。 こちらは現在も既存施設への支援は継続していますが、新規の募集は停止し、教材開発や研修でのノウハウ提供のみとしています。

対象

児童養護施設・母子生活支援施設に入所中・退所後の子ども(主に幼児・小学生及び小学生から学習を継続している中高生)

連携実績

東京都、神奈川県、千葉県の6施設

事業実施期間

2010年~(継続中)

施設職員さんの声

学習教材として、児童学力補助の枠から取りこぼしがなくなるように工夫がされており満足しております。

福祉施設の児童は精神的な安定と学力とどちらも課題が山積しています。そうした課題に学校教育や進学塾ではなかなか対応できませんでした。ですがこちらの教材や指導方法、学習の進め方は一人ひとりの児童に寄り添った方法と速度で実践することができると感じています。わずか一年間の実践で成果を感じることができるようになりましたので、検討されている施設の職員さんがいらっしゃれば、まずは実際にはじめられてみることをお勧めいたします。

高校受験に合格した児童が小学生に「プリントのおかげだ。お前たちも今のうちに頑張ったほうがいいぞ」と言っていたのを聞いて、施設の文化として定着していると感じた。

施設全体で毎日学習する習慣がついてきたあたりから、子供たちの取り組みも良くなり、学力向上が目に見えるようになってきたと感じています。特別支援級の子供達など、より自立に役立つ内容を模索できたらと考えています。


拠点型プログラム COSTA(コスタ)

家庭環境などによって家に十分な学習スペースや環境がない子どもたちへの自習スペースの提供や、勉強も教えてもらえる居場所の提供を行いました。

※2020年は新型コロナウイルス感染症対策のため休止。週1回の開所では時間が合わないケースも多いことも踏まえ、2021年以降は、週5日開所するユースセンター「3(さん)」に、本事業が引き継がれて、終了となりました。

対象

15歳〜22歳の方(大学生・専門学校生・短大生は除く) 有料の塾や家庭教師を利用していない方、新宿区内の学習場所まで通える方

エリア

新宿区内(場所は非公開)

実績

延べ 72

事業実施期間

2017年~2019年


なやみ相談窓口

親や保護者による虐待から逃れていたり、親自身に子どもを育てる余裕がない、という家庭で育つ子どもたちへのメールによるなやみ相談窓口です。弁護士などと連携し、虐待、いじめ、お金や妊娠などあらゆることを親に頼れない子どもたちのトラブル解決へのサポートや、関連した専門機関への橋渡しを行いました。

※子どもたちがせっかく相談したのに、他機関に橋渡しをすることに抵抗を感じるケースが度々あったことから、オンライン上で子ども一人でも適切な相談機関を検索・相談できる10代向け支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」に事業を引き継ぎました。また、2021年からはユースセンター「3(さん)」を開始し、そちらにも一部機能を引き継いでいます。

対象

主に10代の子ども

エリア

日本全国(主にメール相談)

実績

362

事業実施期間

2014年~2018年

※面談や同行は必要に応じて東京近郊のみ

関わっている弁護士の声

身近に頼る大人のいない子どもと関わって、その子どもが抱えているトラブルをじっくり紐解いていくと、法的な問題や紛争が根本にあることが多いと感じます。家庭内の問題(虐待や親権を巡る争い等)も、子ども自身の問題(退学、借金トラブル、アルバイト先の就労環境等)も、法的な問題と切り離して解決することはできません。

しかし、子どもが弁護士等の専門家のサポートを受けているケースは決して多くありません。その主な原因は「子ども自身が自分の抱えている問題を誰にどのように相談したら良いか判断できない」という点にあると思います。適切な専門家に相談をすれば解決への道筋が見える問題でも、その「適切な専門家」を見つけることは子どもにとって容易なことではないのです。

私は、専門家としての知識と経験を、子どもの抱える問題の解決に役立てたいと願っていますし、同じように考えている専門家も多いと思います。身近に頼る大人のいない子どもと継続的に関わっている3keysには、こうした専門家と子どもをつなぐ懸け橋としての役割を担うことを期待しています。


虐待や貧困などで頼れる人が周りにいない子どもたちを
サポートする活動へのご協力をお願いいたします。

控除の対象である寄付金のほか、ポイントや古本など様々な方法でご支援が可能です

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