虐待・育児放棄等のもとで育ってきた子どもたちには、絵本を読んでもらったことがない、動物園やスーパーに親と行ったことがないなど、想像を絶する環境下で育ってきた子が多くいます。そのため、児童養護施設や母子生活支援施設に保護された子どもたちは、小学校高学年や中高生であっても幼児レベルの学習基盤がないことも少なくありません。

そこで3keysでは、市販教材や学校の教科書では勉強についていくことが難しい子どもたち向けに、10年以上学習支援を継続してきました。施設職員の方からフィードバックをいただきながら、オリジナル教材の開発に力を入れるとともに、「学習習慣を身に着けること」と、幼児期の抜け漏れを補いながら学習を積み上げる「スモールステップ」を大切にして、主に小学生向けの学習支援をおこなっています。

”児童養護施設に来られるお子さんの場合、これまで勉強の機会を与えられていなかったお子さんも本当に多いです。そういう部分を補ってくれる、サポートしてくれるところがあるのは、本当に大きいことだと思います。ぜひ続けていただきたいですし、私たちもぜひこれを続けていきたいと思っています。”

”私たちは福祉のことは分かっても、学習のことはあまり分からないので、自信をもってお子さんたちに学習の意味を言えたり、褒めてあげられるようになったりしたことがよかったです。”

———施設職員の方の声

昨年もクラウドファンディングを実施し、皆さまのご支援のおかげで、国語や英語の語彙、英文法の基礎といった教材を開発することができました。本当にありがとうございました。

今年はさらに多くの子どもたち、職員の方々に使っていただくために、教材やノウハウのWeb上での普及、教材・プログラムのブラッシュアップをおこなう新たなプロジェクトをスタートします。

これまで、教材の使い方や指導のノウハウについて施設職員の方から相談があっても、単発的アドバイスや施設での個別研修会などの対応にとどまっていました。多忙な施設職員の方だけで子どもたちの学習をサポートするには負担が大きく、私たちのノウハウを必要とする子どもや職員の方が多いと感じています。

どうか私たちと一緒に、子どもたちの学びを支えてください。
クラウドファンディングへのご協力を心からお願いいたします。