認定NPO法人3keys(スリーキーズ)
セーフティーネット作り イベント・講演

インターネット、SNS、10代に寄り添う SNSを活用した相談支援の現場から

広瀬麻弥
 
2017年、神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件で、容疑者はSNS(会員制交流サイト)を駆使して、自殺願望をほのめかしていた若者たちと連絡を取り、誘い出した自宅で殺害しました。若者たちが抱く「死にたい」という思いをどう受け止めていくか。この事件を受け、電話や対面相談に比べ「SOSを出しやすい」インターネットでの相談の取り組みが活発化しています。2018年3月には、厚生労働省が実施した自殺対策強化月間に合わせて13団体が、SNS(LINE、Twitter、チャット)による相談を実施し、わずか1ヶ月で相談延べ件数は10,129件、友だち 登録数は69,549人でした。
 
第1部では一般社団法人社会的包摂サポートセンターより、上記自殺対策強化月間に実施した「よりそいチャットLINE」の活動報告を行います。実際にLINEを活用した10代の支援について、具体的な人員配置や研修、オペレーションの内容に触れながら成果と課題について発表いたします。
 
第2部では3keysの団体概要と10代のための支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」の利用状況を中心に最近の活動について報告致します。認定NPO法人3keys(スリーキーズ)は、「虐待や貧困などで孤立したり、深く傷ついてしまっている子どもたちのために、生まれ育った環境によらず、自立や権利保障の観点から必要な支援・情報が行き届く社会の創造に寄与すること」を目的にさまざまな支援活動を展開しています。2016年4月にサービスを開始した「Mex(ミークス)」は2017年6月に全国版化しました。2018年度は毎月平均約2万件のアクセスがあり、いじめや不登校、妊娠、自殺などの悩みを抱えた子どもたちに利用されており、第12回キッズデザイン賞を受賞いたしました。
 
<開催概要>
開催日時:2019年7月11日(木)14:00~16:30(予定)
会場:TKP札幌ビジネスセンター カンファレンスルーム5A
北海道札幌市中央区北3条西3丁目1-44 ヒューリック札幌ビル5階(アクセス)
 
参加費:無料
定員:申込先着80名
対象:主に子どもたちを支援している団体・機関の関係者
※一般の方もご参加いただけます。
申込方法:申し込みを締め切らせていただきました。
 
<プロフィール>
第1部:「よりそいチャットLINE」の活動報告 〜SNSを活用した相談支援の現場から〜
広瀬 麻弥氏(ひろせ まや)
一般社団法人社会的包摂サポートセンター

2011年10月より法人の職員として従事し、現在にいたる。2012年3月よりよりそいホットライン電話相談事業の運営に携わり、2018年3月より自殺対策事業SNS相談事業について運営などに従事。
 
広瀬麻弥
 
第2部:認定NPO法人3keys活動報告
10代向け支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」の報告
発表者:認定NPO法人3keys
代表理事・森山誉恵/Mex(ミークス)担当者

全国子どもの貧困・教育支援団体協議会幹事。東京都の「共助社会づくりを進めるための検討会」委員。慶應義塾大学法学部卒。大学時代、塾講師や家庭教師の経験などから教育格差の現状を知り、児童養護施設で学習ボランティアを開始。在学中、大学生を中心とした学生団体3keysを設立。2011年5月にNPO法人化し、代表理事に就任。2017年3月に東京都より認定NPO法人格取得。現在は現場の支援に加え、現代ビジネスへの連載や放送大学の講座などを通じ、現場から見える格差や貧困の現状の発信にも力を入れている。
 
森山誉恵


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