認定NPO法人3keys(スリーキーズ)

子どもは大人が作った社会の中で生きています。大人と違って、そこから逃げて生きることはできません。学校でいじめにあっても、家で虐待にあっても、学校を転校すること、親元を離れること、携帯1つ買うこともひとりではできないのが子どもです。本来「大なる人」である大人は、子どもに対して、どんな環境下であっても子ども時代に保障されるべきあらゆることを保障するのが役割です。そのためには、大人が子どもの権利・立場や彼らの置かれた現状を正しく知ることから始まります。

そして、子どもがのびのび生きるために役割を果たす人は本来親や先生だけではありません。ひとりの大人として、子どもを取り巻く現状を正しく知るために、そして大人としての責任を果たすために私たちは一人でも多くの大人に現状を正しく啓発し、役割を果たすことを促していきます。


白書 – 日本の子どもたちの今

耳を疑うような内容の児童虐待、いじめによる自殺、教師や保育士による体罰や性暴力、子どもの貧困や格差など、いつから日本が子どもたちにとって不幸せな国になったのか、信じられないようなニュースを目にする機会が増えました。

しかし、それらはどれも誇張ではなく、本当に日本で起きている事柄です。社会が複雑化している一方で、子どもを見守り育てる大人は親・先生に限定され、子どもたちが必要とする様々な形の愛情を受けづらい時代になりました。

事件がある度に、私たちのもとにはたくさんのメディアや、個人の方から問い合わせが寄せられます。しかし、事件が去るとまた日常が戻り、子どもたちに関心を寄せる存在が減っていきます。

私たちは、なんらかの形で子どもたちに関心を持ち続けて欲しいと願っています。そのために、私たちのHPに訪れた時に、正しく子どもたちの現状を知ってもらい、大人たちが日々できることを少しでもたくさん実践してほしいと思い、複雑化している子どもたちの現状を正しく伝えるための「子ども白書」をサイト内に作りました。子どもたちを見守る大人の一人として、是非子どもたちの今を正しく知っていただけたら嬉しいです。


研修・Child Issue Seminar

3keysでは、子どもたちの支援だけでなく、日本の子どもたちを取り巻く環境の周知・改善を目的としたセミナーを大人向けに主催し、理解者や支援者を増やすための啓発活動を行っています。2013年度から開始した連続セミナー「Child Issue Seminar」では、社会的に話題になっていることや、ぜひ知ってほしいテーマを取り上げています。

子どもの支援に普段関わっていない主に一般の方向けの会と、子どもに既に関わっている支援機関・行政向けを主たる参加者とした会があります。

過去開催例

第22回: 2019年8月31日開催

尾木ママ × 3keysトークイベント ~すべての子どもたちが安心して暮らすために~

講師: 尾木直樹(尾木ママ)
第18回: 2018年8月21日開催

SNS世代からのSOS発信、自殺相談の現場から

講師: 清水康之
第17回: 2017年12月21日開催(大阪)・2018年1月18日開催(福岡)

「赤ちゃんポスト」から考える10代を取り巻く現状 ~そして私たちにできること~

講師: 田尻由貴子

執筆・取材

現代ビジネスでの執筆記事(3keys代表理事 森山誉恵の執筆記事一覧)はこちら

3keysでは、子どもたちの現状をより多くの方々に伝え、一人ひとりができることを実践するために、講演や執筆、メディアからの取材などを積極的にお引き受けしております。イベントや勉強会などの講師としてお呼びいただくことで、3keysだけではアプローチできない方々に子どもたちの現状を伝えることができます。

執筆・メディアでの発信(掲載)例
過去のメディア掲載一覧はこちらからご覧いただけます

講演

講演者

代表理事 森山誉恵

講演料

原則10万円〜
※遠方の場合、交通費・宿泊費も頂戴しています
※原則2時間程度の拘束時間

講演テーマ例

虐待や貧困下の子どもたちの現状
(詳しくはご相談ください)

講演例(五十音順)

一般財団法人教育支援グローバル基金/一般社団法人なでしこケア/オイシックス・ラ・大地株式会社/桜美林大学/花王株式会社/株式会社メディアジーン「MASHING UP」/キャスレーコンサルティング株式会社/慶応義塾大/公益財団法人あすのば/公益財団法人東京しごと財団/公益社団法人日本フィランソロピー協会/公益社団法人日本広告制作協会(OAC)/国際ソロプチミスト5クラブ共同プロジェクト/国際ソロプチミスト東京-東/国際ロータリークラブ第2580地区社会奉仕委員会/しまなみ奨学財団/社会起業大学/人事院公務員研修所/生活クラブ運動グループ・インクルーシブ事業連合/生活クラブ運動グループ世田谷地域協議会/生活クラブ共済事業連合生活協同組合連合会/セールスフォース/大正大学/大洋システムテクノロジー/第6回生活困窮者自立支援全国研究交流大会/立川市・立川市青少年問題協議会/東京あけぼのロータリークラブ/東京ワセダロータリークラブ/東京学芸大学付属国際中等教育学校/東京紀尾井町ロータリークラブ/東京後楽ロータリークラブ/東京向島ロータリークラブ/東京自由が丘ロータリークラブ/東京城東ロータリークラブ/東京城北ロータリークラブ/東京中央新ロータリークラブ/東京都中小企業診断士協会認定ソーシャルビジネス研究会/東京福生ロータリークラブ/東京臨海ロータリークラブ/東京臨海東ロータリークラブ/徳島県立人権教育啓発推進センター/特定非営利法人ETIC./独立行政法人福祉医療機構/トレンドマイクロ株式会社/内閣府/日本学術会議/日本心理臨床学会/兵庫県立大学/プルデンシャル生命保険株式会社品川第七支社/Yahoo基金/四谷ロータリークラブ/LIFULL/READYFOR株式会社/等

※写真:国家公務員研修


学習支援の研修

3keysは10年以上、虐待で保護された子どもたちへの学習支援を行ってきました。

現在はそのノウハウを、研修という形で全国の児童養護施設、母子生活支援施設、児童相談所、行政の学習支援担当、NPO等向けに届けています。これまで全国の施設職員・行政担当者等200名以上に研修を実施してきました。

研修内容

(主に小学校低学年からの遅れについて)

  • 学習が遅れる理由と、大人が気づきにくい訳は?
  • 学習習慣作りについて
  • どう学習支援していけばいい?
  • おすすめ教材紹介など

実施方法

Zoom等のオンラインでの研修をお願いしております

受講者の感想

入所する年齢や時期、それまでの登校状況が様々な子どもの集団なので、学習支援をどうしたらよいかと悩んでいました。児童養護施設等を対象とした講義だったので、とても参考になりました。

(児童養護施設職員)

教材をいくつか教えていただきありがとうございます。経験に裏づけされた、しっかりとした説明や質疑応答に信頼感がありました。当施設でも職員と議論し実践してみたいとおもいます。

(児童養護施設職員)

とても分かりやすい内容でした。学習支援事業を運営する側としても、参加者が向き合っている目の前の問題をどう解くかということを見てしまいがちですが、なぜ出来ないのか、その前の段階を想像することが大切なのだなと感じました。

(NPO職員)

研修参加者の満足度


虐待や貧困などで頼れる人が周りにいない子どもたちを
サポートする活動へのご協力をお願いいたします。

控除の対象である寄付金のほか、ポイントや古本など様々な方法でご支援が可能です。

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