認定NPO法人3keys(スリーキーズ)が運営する、10代のための支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」の2018年度利用状況がまとまりました。2016年にサービスをスタート、初年度5.3万人だった利用者数は2017年度14.2万人、2018年度は28.9万人と増加、比例してサイトに掲載されている支援団体へのコンタクト数も増えており、子どもたちにとってこうしたサイトの必要性をあらためて認識する結果となりました。https://me-x.jp
<2018年度・Mex(ミークス)利用状況>
利用者の年齢分布は16歳~19歳が44%でもっとも多く、次いで10歳~15歳の23%と10代の利用が定着してきました。相談ボタンが押された時間をみると放課後の17時から増え始め、21時をピークに夜間帯に多く利用されています。子どもたちはどんな悩みを抱えてサイトにアクセスしてきているのでしょうか?サイト内で検索されたフリーワードは「死にたい」が第1位、上位には「居場所「妊娠」「虐待」など最近のニュース報道に関連したワードが上がっています。また、Mex(ミークス)では相談のハードルがまだ高い子どもたちのために悩み解決に役立つコラム(知識・情報)を掲載していますが、2018年度は62本のコラムを配信しました。
<2018年度・Mex(ミークス)利用状況のPOINT>
● 利用者数・支援団体コンタクト数
2018年度:利用者数=291,690人/支援団体コンタクト数=12,896回
2017年度:利用者数=142,608人/支援団体コンタクト数= 4,258回
2016年度:利用者数= 53,761人/支援団体コンタクト数= 1,529回
● フリーワード検索結果(大きな文字ほど検索されています)
<2019年6月28日、Mex(ミークス)リニューアルオープン>
2016年に東京版としてスタートしたMex(ミークス)は、2017年6月に全国版に拡大するとともに、子どもたちが抱える悩みに関連したコラム配信を開始、2019年2月には「虐待」をわかりやすく伝えるための「啓発動画」を制作・公開しました。サービスの開始から3年が経過しましたが、2019年6月28日、子どもたちの使い勝手をさらに高めるために、これまでの利用状況や利用者の声を反映し、新たな機能も加えて、Mex(ミークス)をリニューアルオープンしました。
ー リニューアルのPOINT ー
1. 相談先を探す際のカテゴリの見直し
より自分の悩みに合った相談先をみつけ易くするためにカテゴリ数を25から30に増やしました。
2.「お気に入り」機能の追加
気になった相談先やよみもの、動画を「お気に入り」としてマークできるようにしました。
3.「意見箱」を「気持ちを吐き出す」に変更
サイトへの感想・意見に加えて、今の気持ちや悩みをその場で吐き出すことができます。
4.「動画」ページを新たに設置
わかり易い動画コンテンツを今後充実させていくため、新たに「動画」ページを設けました。
2019年7月11日、Mex(ミークス)関連セミナーを札幌で開催!
Mex(ミークス)のリニューアルオープンに関連して、7月11日(木)札幌で「SNSを活用した相談支援の現場から」と題したセミナーを開催します。セミナーではリニューアルしたMex(ミークス)の概要についてもご報告いたします(興味・関心のある方はどなたでも無料で参加いただけます)。
● セミナー概要はこちらをご参照ください:https://3keys.jp/service/cis/21/
● お申込みはこちらのフォームから:https://ws.formzu.net/fgen/S10797214/
認定NPO法人3keysでは、今後もMex(ミークス)利用者数の増加に対応すべく、掲載団体数およびコンテンツ数を増やしていくとともに、子どもたち目線で使い勝手の良いサイトとしての運営に努めてまいります。