認定NPO法人3keys(スリーキーズ)では、子どもたちに虐待やいじめ、DVなどの正しい知識をつけてもらい、自らを責めないでよいこと、誰かに助けを求めてもよいことを伝える啓発アニメーション「ミーのなやみ」を2019年から配信、これまで「家族・親戚編」「恋人・パートナー編」「いじめ編」の3シリーズを公開し、35万回以上再生され、学校現場や学習機会など様々な場所で活用されてきました。
今回のリニューアルでは、どのような状況に置かれている子どもにも共感してもらえるよう、年齢・性別が特定しにくく、多様な色・体型を持つキャラクターへとリデザインをおこないました。また、本来深刻な問題に対して、共感しながらもできるだけ負担が少なく見られるように、色設定や線、細かなエフェクトにもこだわり、より親しみやすい印象を目指しました。そのほかにも、全テロップにふりがなをつけるなど、より多くの子どもたちに見てもらうための工夫をしています。
そして今回、「バイト編」「性被害編」の2シリーズを新たに公開しました。
-バイト編-
「バイト編」では、雇用契約に関するトラブルや金銭トラブル、パワハラ、セクハラなどバイト先で起こりやすい様々なトラブルを扱っています。大人でも判断の難しい内容ですが、子どもでも理解しやすい表現を意識して作成しています。
-性被害編-
「性被害編」では、身体接触を伴うような比較的判断のしやすいものから、「わざと性的なうわさを流される」「見た目や年齢、からだのことを話題にされる」といった、つい我慢してしまいそうなものまで幅広く取り扱い、性的な行為に対して嫌だと感じた時、我慢しなくてよいことを伝えています。
各動画の最後では、解決のヒントの紹介や悩みにあった相談先への誘導をおこなうことで、子どもたちが悩みに気づいた時に、次の一歩へ繋がるきっかけを得られるようになっています。「ミーのなやみ」は子ども向けに制作していますが、子どもだけでなく、大人の方々にもぜひ知ってほしい内容を扱っています。1本1分程度の短い動画ですので、ぜひご覧ください。
啓発アニメーション「ミーのなやみ」シリーズは、一人でも多くの子どもたちに見ていただきたいと考えており、動画の活用にあたって許可は必要ございません。学校現場や学習会、講演会などでぜひご活用ください。
※違法ソフトでのダウンロードはご遠慮ください。また動画や画像を編集して使用する際には事前のご連絡をお願いします。