子ども事業① セーフティーネット作り
今の子どもたちは、大人が生きてきた時代と違って、オフラインとオンラインという2つの世界の境目がなく生きています。一方で、どちらにも、子どもたちがのびのびと子どもらしく育つ環境は保障されているとは言えません。
私たちはオンライン、オフライン両方に子どもたちのためのセーフティネットを作っています。子どもたちが家庭や学校、社会などに傷つけられた時、それらの中で疲れた時、少し距離を置きたい時、そんな時に気軽に立ち寄れて、子どもらしさを取り戻せる場所。それを目指しています。
10代向け支援サービス検索・相談サイト
「Mex(ミークス)」
頼れる大人が周りにいない子どもたちは、トラブルに巻き込まれたり、深刻な状態で発見されることも少なくありません。3keysでは、虐待・いじめ・自殺・こころの問題など、深刻な悩みを抱えながらも誰にも相談できずにインターネットに駆け込んだ子どもたちが、安心して頼れる大人や支援団体とつながるよう、大人でも分かりづらい、行政やNPOなどの支援機関の情報を子どもひとりでも違いを比較し、相談できるようなサイト作りを目指しています。
また、様々な専門家の方の監修を経ながら、子どもたちがよくひとりで悩む内容の解決やヒントになるようなよみものや動画もサイト内で配信しています。2020年度は170万人以上がMexを利用しました。
関連のメディア掲載一覧(一部)
- 小島慶子「休校期間中に急増した子どもたちの性の相談 性と性的同意について学ぶ機会を」(AERAdot)
- 子どもの貧困に向き合う相談サイト~UI洗練「技術で人助け」を形に(日経MJ)
- ハードルを下げ200万人が利用するサービスへ - 10代向け相談サイト「Mex」(マイナビニュース)
- news every. (日本テレビ)
- ロクいち!福岡(NHK福岡)
- 10代の「ネット駆け込み寺」に 相談窓口まとめたサイト 「Mex」 悩みを支援団体へつなぐ(西日本新聞)
ユースセンター
多くの子どもたち、特に思春期頃の10代の子どもたちが家や学校に居場所をなくした時や、ひとりになりたい時に、安心・安全に過ごせて、商業的でない場所はほとんどありません。一部の地域では、青少年のための交流センターを備えている街もありますが、学校や地域の近くにあったり、バンド活動などのアクティブな場であったりと、他人の目を気にせずひとりでのんびりする場には適していない現状があります。
子どもたちにとって、生活の中で一つは必ず「安らぐ場所」が必要です。
多くの場合は、それぞれの家がその役割を果たすとされているでしょう。しかし、日本の住宅事情の中で、子ども一人ひとりのパーソナルスペースを用意できているのは、ゆとりのある一部の家庭のみ。家族といえども近すぎる距離で思春期を過ごす中で、家族と距離を取れるのは、目の前にあるスマホの中のSNSやネット、商業的な場しかないのが現状です。
更に深刻な場合は、家庭内で暴力を受けていたり、罵声や面前DVの被害が日常的にあったり、兄弟姉妹と明らかな差別を受けていたり -虐待やマルトリートメント(不適切養育)の環境にさらされている子どもたちは、日常的に安らぐ場所が奪われてしまっています。
- 施設のような場ではなく、どちらかというと家にいるような感覚で過ごせる場所
- くつろいだり、目的を持たなくても、居心地が悪くない場所
- 評価されたり、何かを強要されたりせず、自分が好きなことをして過ごせる場所
子どもたちにとって安全で、静的(非交流型)なサードプレイスとなること、それが3keysのユースセンターが目指す場所です。
対象年齢: 18歳になる年度末まで(高校在学中の方は20歳になる年度末まで)
運営日時: 月・火・木・金 9:30~21:30 土・日 13:00~21:30
※定休日:水、12/31、1/1(上記の日程は祝日も運営しています)